日本文明 (「日本人の本質」 中西輝政(著))

古代中国
＊律令制を輸入、しかし君主の専制は排除、代わりに太政官(合議政体)を成す。
＊宗族(大家族制)、科挙及び宦官は排除。
＊儒教及び仏教を輸入、しかし道教及び道士は公式に受容せず。

一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)
＊奇跡を起こす存在
＊神との契約を守らなければ地獄へ落ちる

日本文明(宗教)
＊自分の心を清々しく保つ、戒律は無い、自らの心に神は宿る
＊インド発、支那経由仏教は 日本仏教へ変化

君主国(皇室)
＊君主国は日本、イギリス、(デンマーク、)タイ。三国は全て王室が宗教(もしくは宗教的なるもの)を介して国民一人ひとりと結びついている。
＊王権奪取型：易姓革命、放伐、血筋の異なる者が武力で王権を奪取。中国やタイ。王に姓がある。
＊契約型：名誉革命で議会と王の間に契約。イギリス。ウィンザー王家。王に姓がある。
＊万世一系型：日本。姓を持たない唯一の君主。王朝の交代はない。先祖を遡(さかのぼ)ると神話にたどり着いてしまう。

天皇陛下の御公務
＊祭祀(さいし)。国の繁栄と国民の安寧を一途に祈っておられる。

日本の人口：
＊弥生時代末期～古墳時代の人口 300万人ほど。
＊奈良時代の人口 600万人ほど。
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「日本人の本質」中西輝政(著) 日本文芸社 「第一部 文明」より