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和風… 「Blue」 (産経新聞)

「レトロで情緒的でありながら、現代的なシャープさ、クールさを併せ持っている」
・・・和風ってことか、なるほど、nice!

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中村佑介初の画集『Blue』(飛鳥新社・3990円)

http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091017/bks0910170810003-n1.htm
【話題の本】『Blue』中村佑介著
2009.10.17 08:08

平成の竹久夢二?画集 異例のヒット

 セーラー服姿の少女が、ヘアピンをくわえて髪を結っている。頭上には、くちばしでヘアゴムをつまむキジが1羽。向かい合った木の鏡台には小枝が生え、サクラが花開いている。白、黒の張りつめた線と面の中で、所々に差された桜色があたたかい。

 少女をモチーフに、ちょっと不思議でレトロな作品を数多く発表しているイラストレーター、中村佑介さんの処女画集『Blue』の表紙画だ。8月末の刊行後約1カ月で、画集としては異例の4刷6万部のヒットを飛ばしている。

 中村さんを一躍有名にしたのは、人気ロックグループ「アジアン・カンフー・ジェネレーション」。グループのデビュー以来、一貫してCDジャケットを手がけて話題に。最近は作家の森見登美彦さん、石田衣良さん、赤川次郎さんらの小説の装丁画や挿絵を数多く担当したほか、キャッシュカードのデザインなど幅広いジャンルで仕事をこなしている。

 編集部には、若い女性から「こんな女の子になりたい」と感想が届く一方、年配の読者から「自分の輝いてきた美しい過去を見せられた気分になった」といった“名文”も寄せられているという。編集担当の天野昌直さんは「レトロで情緒的でありながら、現代的なシャープさ、クールさを併せ持っているところが、老若男女から受け入れられている」と指摘する。

 雰囲気ある美人画といえば竹久夢二が有名だが、中村さん自身、デビュー当時は夢二のことを意識していたという。“平成の竹久夢二”の呼び名を送りたくなるが、最近の本人は「一家に一冊イラスト集があるような存在にまでイラストの地位を高めたい」と意気込んでいるとか。そう高い志を聞くと、“2世扱い”するのはちょっと申し訳ない。(飛鳥新社・3990円) 三品貴志
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